Go to Top

「Apple Silicon(シリコン)」搭載 Mac について知っておくべきこと


MC68000 系から PowerPC、 PowerPC から Intelx86、そして Apple Silicon

現在開催中の WWDC20 では「macOS Big Sur(ビッグサー)」が発表され、macOS のバージョンはとうとう「11」になりました。
様々な機能追加とデザインが一新されましたが、多くの人が気になるのは新しい「Apple Silicon(シリコン)」への対応です。

7022

Intel は「x86_64」、「Apple Silicon(シリコン)」は「arm64」という異なるアーキテクチャを採用していますが、Apple は移行のための優れた仕組みを用意しています。
開発者は Xcode 12 を使って、arm64 ネイティブのユニバーサルアプリを簡単に開発できますが、もし開発者によるアップデートが間に合わなくても、Rosetta 2がアプリを変換してくれます。

これらの仕組みによってほとんどのアプリが Apple シリコンに対応できますが、例外もあります。
まず、そもそも従来のカーネル機能拡張はプロセッサーに関係なく廃止されることが既に決定。アクセサリーメーカーのドライバは DriverKit へ、セキュリティソフトは EndpointSecurity API への移行が必ず必要です。

7077

そして最も影響が大きいと思われるのは、仮想化アプリです。
Parallels Desktop や、Visual Studio の Android エミュレーターなど、Hypervisor Framework を採用することでカーネル機能拡張がいらない仮想化アプリもあります。しかし、問題なのは arm64 Mac 上の Hypervisor Framework では、当然 arm64 の OS しか実行できないことになります。

実は ARM 版 Windows 10 というものも存在するのですが、Microsoft は現在この OS を単体で販売していません。また、何らかの方法でインストールできたとしても、あなたが使いたいアプリが ARM 版 Windows 10 に対応しているとは限りません。

期待も不安もありますが、iPhone や iPad で実績を持つ「Apple Silicon(シリコン)」の性能は確かなものだと思います。
Power PC から Intel に変わった時と同じように、この変化を乗り越えていきましょう。

 

出典:Apple NEWSROOM